ミラン本田 ボスの娘とビジネスタッグ!「HONDA・10」をブランド展開へ

2014年01月16日 16時00分

 スペツィア戦でACミラン移籍初ゴールを決めた日本代表MF本田圭佑(27)が、ピッチ外でもACミランのエースに“指名”された。ミランのバルバラ・ベルルスコーニCEO(最高経営責任者=29)が、財政難で苦しむクラブを再建するため「HONDA・10」のブランド化を検討しているのだ。大きな期待をかけられた新10番はミランを再び「世界一」へと導くことができるか。

 

 デビュー戦の活躍で本田は新エース候補と認められ、クラブ側はチーム再建の切り札としての期待を隠さない。元イタリア首相でミラン名誉会長を務めるシルビオ・ベルルスコーニ氏(77)の愛娘バルバラ氏も、本田に熱視線を送っている。

 

 イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」の記者によると、バルバラ氏は本田の入団会見をプロデュース。その際、背番号10番のゼロの部分に本田のシルエットを施したデザインを披露した。このロゴを使用したブランド商品を世界展開しようと検討中だ。同記者は「あのロゴはすばらしい。バルバラは今後、本田とビジネスの話をしていく」。

 

 昨年、アドリアーノ・ガリアーニ副会長(69)と対立して騒ぎとなったバルバラ氏も、ビジネス面の評価は高い。現在は財政難が続くクラブの経営改善に取り組んでおり、収入アップを計画している。その第一弾が「HONDA」のブランド展開なのだ。

 

 バルバラ氏は、世界クラブ収入ランキング(監査法人デトロイト調べ)で4億8300万ユーロ(約680億円)の2位バルセロナ(スペイン)の戦略を参考にするという。バルサはFWリオネル・メッシ(26)をブランド化し、さまざまな商品を展開している。最近では、メッシのアニメまで製作して収入を増やした。

 

 ミランは同ランキングで2億5690万ユーロ(約360億円)の8位で、リーグ戦では現在11位と低迷。来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場は厳しい状況にあり、大幅な収入減が確実となっている。欧州サッカー連盟(UEFA)が定めた「ファイナンシャルフェアプレー」(各クラブに収支のバランスを求める規約)を順守するため、ベルルスコーニ名誉会長の私財を使うこともできなくなった。

 

 そこで、バルサの手法を見習い、収益を増やすプランが浮上。もちろんミランでは初の試みとなる。同記者は「ベッカムでもなかったこと。それだけ本田への期待は大きいのだろう」と話す。

 

 実際、バルバラ氏は9日にわざわざクラブハウスを訪問して本田と会談。そこで今後のビジネス展開について、話したのだろう。本田も自身がプロデュースした香水を発売しており、ブランド展開には興味を持つと見られる。ミランと共同で様々な商品を発表していくことに異存はないはず。ピッチ外でも救世主になれるか注目だ。