【イタリア・ミラノ6日(日本時間7日)発】イタリアの名門ACミランに入団する日本代表MF本田圭佑(27)がミランの今年初戦のアタランタ戦を観戦するため、初めて本拠地のジュゼッペ・メアッツァ(通称サンシーロ)を訪れた。試合は3―0でミランが快勝し、順位も13位から2つ上げて11位に上昇。元ブラジル代表MFカカ(31)がミランでの通算100得点目を含む2得点の活躍を見せ、本田もVIP席から拍手を送った。

 カカは試合後、前日に顔合わせをした本田についても言及。「本田はうれしそうだった。自分たちも、後半戦を戦ううえで、彼が来てくれてうれしく思っている。彼とは代表でもクラブでも対戦したことがあるし、チームを助けてくれると確信している。テクニカルな選手でボールさばきもうまく、インテリジェンスを持っている。彼が一刻も早くチームに順応できる方法を監督が見つけてくれるはずだ」と期待を寄せた。


 主将のMFモントリーボ(28)がアタランタ戦前日に故障して欠場。さらにFWバロテッリ(23)もインフルエンザ明けでベンチスタート。ミランの戦力は明らかに足りていない。アッレグリ監督(46)は12日のサッスオロ戦での本田の起用については「体調を見てから」と慎重だが、いきなり「背番号10」の先発デビューもありそうな状況だ。