なでしこ困惑 スペイン遠征でTV局がトンデモ企画

2012年02月02日 10時00分

〝なでしこ狂騒曲〟は今年も止まらない。MF沢穂希(33)ら多くのなでしこジャパンメンバーを擁するINAC神戸は2月2日(日本時間3日未明)にスペインでバルセロナ女子と親善試合を行うが、ここに合わせて日本のテレビ各局がとんでもない企画を持ち込んでいることが判明。INAC関係者も頭を抱えている。

今回のスペイン遠征はINAC神戸の世界戦略の一環として行われる。クラブには過去にスペインのクラブでの仕事経験がある有能なスタッフがいることもあり、今回初めてバルサ女子との試合開催が実現した。沢は「クラブとして海外遠征に行くことなんてなかったし、今回のバルサ戦はとても楽しみ」と心待ちにしている。
しかもINACには沢だけではなく昨季大ブレークしたFW川澄奈穂美(26)やFW大野忍(28)ら全国区のスターが揃っている。このため日本のテレビ各局が早くも激しいアプローチを始めているという。
INACスタッフによれば「テレビ局が4局もバルサ戦の企画に参画してきて大変。しかもサッカーに関係のない企画ばかりで…」。ある民放局は沢とバルサFWメッシ(24)の「バロンドール対談」を企画し実現の方向でいるが「それはまだ、まとも」(関係者)なのだとか。
沢や川澄の市内観光に密着して素顔を撮るという〝ほのぼの企画〟から、バルサの主力で世界的スターのメッシ、MFシャビ(32)、MFセスク(24)、DFプジョル(33)を並べ、INACの選手の中で誰が好みかを選ばせるバラエティーにありがちな「恋人選び」。さらにはINACの選手による「メッシのお宅訪問」という到底、実現不可能な企画も出された。結果はもちろんどれもこれも「ボツ」となったが…。
なでしこはロンドン五輪の目玉となるだけに、その中心となるINACへの接近ぶりはすさまじい限り。選手も関係者も「女子サッカーの普及のためになるのであれば」とできる限り協力する方針だが、さらに過熱の一途をたどりそうだ。