キング・カズこと元日本代表FW三浦知良(46=J2横浜FC)に“代表復帰待望論”が噴出している。フットサル代表のミゲル・ロドリゴ監督(43)は2014年のアジア選手権(4月、ベトナム)を控え、再びカズの日本代表入りを画策している。フットサル連盟の幹部は「監督はいつでもカズのことを見ている。Jリーグもあるので(招集の)タイミングはあるけど、いつでも呼びたいと思っている。フットサル代表を『自分(カズ)の家』とか言っていたし、大会(アジア選手権)が近くなったら話し合うんじゃないかな」。

 カズは2012年1月に1試合限定でFリーグに参戦。そこで同監督に見初められ、フットサル代表入りし、同W杯タイ大会に出場。日本を決勝トーナメント進出に導いた。2年ごとに開催されていたW杯が4年ごとに変更されたため、今季はアジア連覇が最大目標。ロドリゴ監督は精神的な支柱としてカズの招集を熱望しているという。

 ロドリゴ監督は13年2月、次のフットサルW杯が開催される16年まで契約を延長した際、カズについて「50歳でもできる。人間の衣を着た神」と表現して絶大な信頼を明かしていた。カズはフットサル再挑戦について「わからない」と話しているが、アジア選手権に向け、フットサル関係者はラブコールを送り続ける。