“不振”香川に本田の悪影響を指摘する声

2013年12月29日 16時00分

【イングランド・プレミアリーグ】マンチェスター・ユナイテッドの日本代表FW香川真司(24)が28日、ノリッジ戦に先発出場した。前節から中1日、5試合ぶりの先発出場だが、今季はまだ無得点、しかもアシストもゼロという香川の現状について、イタリアの名門ACミラン入りするMF本田圭佑(27)の“悪影響”と指摘する声が噴出している。来夏のブラジルW杯へ向け苦境に立たされる「日本の10番」に一体何が起きているのか。

 

 今季の香川はマンUでコンスタントに試合に出られていない。その理由を公認代理人の一人はこう指摘する。「香川は本田を意識しすぎではないか。もっと自分らしくやらないといけない。自分がチームを引っ張るくらいの気持ちにならないとダメだろうな」

 

 同代理人によると、その顕著な例が香川が日本代表として臨んだ10月のべラルーシ戦(0―1で敗戦)にあるという。同戦では終盤に194センチのFWハーフナー・マイク(26=フィテッセ)が投入された。攻撃の起点を作るため長身FWにボールを合わせるのが定石だが、なぜか本田がパスを出さないでいると、香川もCKの際、ショートコーナーを選択するなど、ハーフナーに合わせようとしなかった。

 

 同代理人は「本田がハーフナーを嫌っているのは試合を見てても何となくわかるけど、香川までとは…ね。あのクラスの選手であれば、ハーフナーが入った時点でどんなプレーをすればいいのかわかっているはず。仲がいい本田の影響を受けているのかもしれないけど、それはどうなのかな」。

 

 もちろん本田や香川が故意にパスを出さなかったとは限らない。敵のマークが厳しかったり、おとりと考え、別のプレーを選択した可能性もある。だが、選手の間で「シンプルに(ハーフナーにボールを)上げても良かった」と疑問視されていたことから考えても、本田をまねした香川の判断は最善策と言えるものではなかった。

 

 このプレーに表れるように、今季の香川はマンUでも柔軟に対応する姿勢が欠けている。デービッド・モイズ監督(50)の下でさまざまなチーム事情や自身のコンディションの問題などもあるだろうが、臨機応変にプレーできていないことが常時試合に出られない最大の“原因”と指摘されているわけだ。

 

 香川の「先発復帰」は、過密日程によるターンオーバー制のためで、指揮官の信頼を得たわけではない。来年にはブラジルW杯を控えるなか、現状のままではザックジャパンにも大きな影響を及ぼしかねない。