関塚隆監督がエースFW永井謙佑を“格下げ”

2011年08月10日 14時00分

 10日の親善試合でU―22エジプト代表と戦うU―22日本代表の関塚隆監督(50)は、9月に始まるロンドン最終予選をにらみ、エースFW永井謙佑(22=名古屋)をFWから左MFにコンバートした。これにはいくつかのウラがあった。

 U―22代表はここまで「戦術は永井」と言われるほど、エースの力量に依存してきた。ただ6月の五輪アジア2次予選クウェート戦では相手に徹底研究され、永井が止められると攻め手を欠き、苦戦を強いられた。そこで関塚監督はついにエース外しを決意したのだ。

「対戦相手、スタイルの違う相手に対し、どうやり切れるか。われわれがしっかりと自分たちの狙いとするサッカーができるかが重要になる」と話すように、真価を発揮できないでいる永井に頼らないスタイルを構築する考えだ。すでに関塚監督は次期エース候補として鹿島でスタメンに定着したFW大迫勇也(21)をテストしていく方針。またFWには斎藤学(21=愛媛)と杉本健勇(18=C大阪)を初招集しており、すでに永井を本職のFWとしては見切ったかのような編成だ。

 実際に、永井は7日の磐田戦でJリーグ初ゴールを決めたものの、クラブではレギュラーではない。どんなに厳しいマークを受けても、ゴールを決めるのがエースと呼ばれる選手の役目だが、今の永井では難しいと判断されたわけだ。

 実質的な“格下げ”となった永井は「違和感はないので大丈夫。与えられたポジションでやるだけ」と神妙に話したが、巻き返しを図れるか。