FW原口元気〝控え扱い〟に浦和から怒りの声

2011年09月22日 14時00分

 FW原口元気(20)がU―22日本代表で控えに甘んじていることに、所属のJ1浦和から怒りの声が上がっている。

 原口は今季のJ1で8得点。これは浦和ではもちろん、U―22代表でも最多だ。主力のFW永井謙佑(22=名古屋)の2得点、FW大迫勇也(21=鹿島)の4得点を大きく上回っている。さらにその活躍が認められ、W杯アジア3次予選・北朝鮮戦(2日)、ウズベキスタン戦(6日)ではA代表にも初招集された。

 だが、ロンドン五輪アジア最終予選・マレーシア戦(21日、佐賀・鳥栖)では左MFのポジションを永井に譲り、ベンチスタートが濃厚。6月の五輪2次予選・クウェート戦のアウェー戦では出番も与えられなかった。

 この扱いに浦和のゼリコ・ペトロビッチ監督(45)の不満が爆発。浦和関係者によると、関塚隆監督(50)が浦和を訪れた際には「こんなにいい選手なのになんで使わないんだ!」と直接、文句を言ったという。

 ペトロビッチ監督も選手起用は監督の権限ということは十分理解しているものの、原口を「日本で一番のタレント」と信頼しているだけに我慢ならない様子。しかも浦和は現在J1で15位と残留争いに巻き込まれている。この厳しい状況でもエースの原口を代表に送り出しているのに…という思いもあるようだ。

 原口自身は「焦らずに辛抱強くやりたい。必ずチャンスは来る。一試合一試合が勝負」と静かに闘志を燃やすが、果たして浦和指揮官の怒りが関塚監督に届くのか。