「久保建英を生かせるか」前園真聖氏が東京五輪目指す本田圭佑に注文

2020年08月20日 12時08分

前園氏(左)は本田に〝黒子のサッカー〟を求めた

“日本の元エース”が真価を問われている。ブラジル全国選手権が開幕し、ボタフォゴに所属する元日本代表MF本田圭佑(34)も再スタートした。強豪クラブが集う大会で目標に掲げた東京五輪代表入りをアピールできるのか。元日本代表MF前園真聖氏(46=本紙評論家)が本田に求めた条件とは――。

 ブラジル1部サントスや同1部ゴイアスでプレーしていた前園氏は「全国選手権は強豪クラブが参戦する大会。これまでの州選手権とはレベルが違います。ブラジルでプレーする本田にとっては、ここからが本番といえますし、この舞台で何を見せられるのか。彼の真価が問われるでしょう」と指摘する。

 オーバーエージ枠での東京五輪代表入りを目標に掲げる本田は守備的MFで挑む。「以前から本田にはボランチ(守備的MF)の適性があると思っていました。攻撃を組み立てたり、前線に駆け上がって得点に絡んだり、彼には向いている」と話した上で「攻撃のところができるのはわかっているので、それ以外の部分でもアピールしてほしい」という。

 特に前園氏が求めているのは、DF面と味方へのサポートだ。「ポジション的には相手の攻撃の芽を摘む役割なので、守備に回ったときにはいち早く危険を察知し、スペース埋め、ボール保持者を潰すなどの仕事も必要になります。それと味方の攻撃陣をうまく動かすこと。例えば久保(建英=19、ビリャレアル)を後方でサポートしながら生かせるか。長所を引き出すようなポジション取りやパス出しだったり、黒子のようなプレーも期待したい」

 五輪は来年夏へ1年延期となり、Jリーグでも続々と新戦力が台頭している。「五輪代表の争いは厳しいですが、本田にも十分にチャンスはあります。(A代表と五輪代表を兼任する)森保(一)監督(51)も(本田の試合を)チェックしているとのことなので、まずはブラジルでしっかりとしたプレーを見せることでしょう」

 ボタフォゴは全国選手権で2戦2分けで20チーム中14位(日本時間19日現在)。キャプテンに指名された本田が好パフォーマンスでチームを躍進させるとともに、自身の五輪出場も引き寄せられるか。