前園真聖氏が分析 香川、岡崎、長友のJ再集結はあるのか?

2020年07月14日 13時20分

(左上から時計回りに)前園氏、C大阪時代の香川、清水時代の岡崎、FC東京時代の長友

 Jリーグ復帰はあるのか――。スペイン2部サラゴサの元日本代表MF香川真司(31)は、佳境を迎える昇格争いの中で出場機会が激減し、来季の去就も不透明になっている。同ウエスカで今季11得点の同FW岡崎慎司(34)、トルコ1部ガラタサライを退団した同DF長友佑都(33)も新シーズンへの動向が注目されるが、元日本代表MF前園真聖氏(46=本紙評論家)が“レジェンド3人衆”の今後に迫った。


 終盤戦を迎えて5戦1分け4敗と急ブレーキのサラゴサは1部自動昇格圏の2位から陥落。岡崎のウエスカに抜かれて現在3位につけている。

 厳しい状況に追い込まれたが、地元紙「アス」は、今季限りで香川が退団する可能性があると報じた。サラゴサは1部に昇格した場合、香川に来季年俸として120万ユーロ(約1億4500万円)を支払う契約を結んだものの、資金難から今季限りの退団を望んでおり、中東カタールか米国への移籍が濃厚だという。

 この状況について前園氏は「本来はサラゴサが昇格し、1部リーグでプレーするのが理想でしょう。ただ、最近は先発も外れていますし、来季に向けてスペイン1部クラブからオファーが届くのも難しい。どのクラブも若い選手を求める傾向がありますし、30歳を過ぎると、好条件のオファーは来ません。ドイツ2部なら可能性はあると思います」と分析した。

 その上で「欧州トップリーグ以外の国なら可能性はありそうです。少し前に報道が出ていたベシクタシュ(トルコ)とか。ただ、年俸など条件面は決してよくないと思います。そうなるとJリーグ復帰も選択肢になってきます。日本にも年俸で2、3億円を支払える資金力のあるクラブがありますから」。

 スペイン紙「エル・デスマルケ」も、香川の日本復帰を報じたように、10年ぶりとなる“帰還”の機運も高まっている。前園氏は「僕もそうですが、日本には香川のプレーを生で見たいファンは大勢います。それにそろそろ日本サッカー界に恩返しをする年齢になったとも言えます。あとは香川本人が今後に何を望んでいるかでしょう」と期待した。

 また、前園氏は香川と昇格を争っている岡崎にも「1部に昇格できなくてもウエスカが契約更新を求めるかもしれません。条件が合わなくても日本で関心を示すクラブはあります」と指摘。1月に日本復帰がささやかれた長友には「欧州内でオファーもあるようですし、まだ十分に働けると思います。当然、Jクラブも興味を持つでしょう」と、好条件でJリーグへの復帰要請が届く可能性にも言及した。

 3人は長年にわたって日本代表を支えてきた実力者。新型コロナウイルスの影響でサッカー界も変革のときを迎えており、レジェンドたちが揃ってJリーグで躍動する姿が見られるか。