武田修宏氏「ザック解任やむなし。後任はビエルサ氏かペトロビッチ氏」

2013年10月17日 11時00分

 国際親善試合ベラルーシ戦(15日、ベラルーシ・ジョジナ)に臨んだザックジャパンは0―1で完敗。欧州遠征はブラジルW杯に参加しない国を相手にまさかの2連敗となった。日本代表アルベルト・ザッケローニ監督(60)ではチームの低迷を打破できないのか。本紙評論家の元日本代表FW武田修宏氏(46)はブラジルW杯に向け改めて“監督交代”の必要性を強調。後任には元アルゼンチン代表監督のマルセロ・ビエルサ氏(58)とJ1浦和のミハイロ・ペトロビッチ監督(56)を“推薦”した。

【武田修宏の直言】残念な試合だった。相手のベラルーシは世界ランク80位ですでにW杯欧州予選で敗退が決定。しかもグループ最下位に沈んでいる格下だ。敵地だったとはいえ、同42位の日本は押し込まれる場面が多く、内容的にも完敗。ブラジルW杯に向け、大きな不安を残した。

 攻撃で言えばセルビア戦(11日)に比べるとパスは回ったし、積極性があった。ザックジャパンの基本であるサイド攻撃に取り組み、いくつかのチャンスを作り出したが、1トップを務めたFW柿谷曜一朗(23=C大阪)はクロスに合わせるタイプではない。チーム戦術と起用する選手のミスマッチには大きな疑問が残った。

 守備の弱体化も気になる。ザックジャパンの快進撃を支えたDF陣が今季は停滞。選手コンディションも理由の一つだろうが、アジアで無敵だったゾーンディフェンスが世界レベルでは通用していないのは問題だ。今後どう対応していくのか。今回の2試合で打開策は見えなかった。これはすべて監督の責任と言えるだろう。

 日本サッカー界では、これだけザックジャパンの低迷が続いても“監督交代”の話がなかなか出てこない。

 今季の内容と結果を照らし合わせれば日本サッカー協会内も、もう少し踏み込んだ議論があってもいいのではないか。少なくとも今回の2連敗の内容では、監督交代もやむを得ないのではないかと考える。

 実際、同じアジアの韓国はブラジルW杯出場を決めてから監督交代に踏み切り、元韓国代表DF洪明甫氏(44)が就任。オーストラリア代表もホルガー・オジェック監督(65)の解任を決めたばかり。監督交代にはマイナスイメージがあるが、一方でチームを大きく変える力がある。停滞する日本代表がW杯で勝利するためには、必要な“劇薬”となるはずだ。