なでしこ永里が〝女王様ミーティング〟

2012年06月28日 18時00分

 ロンドン五輪で金メダル獲得を目指すなでしこジャパンFW永里優季(24=ポツダム)が「特別戦略対策室」を立ち上げることになった。

 永里は先のスウェーデン遠征で最大のライバルとなる米国(18日)、スウェーデン(20日)を相手に2試合連続で得点をマーク。攻撃の軸としてエースの地位を確立し、優勝した女子W杯(昨年7月、ドイツ)で極度の不振に陥っていた姿はもうどこにもない。

「以前は自分がどうやったら『長く試合に出られるのか』を考えて周りにプレーを合わせていたが、今は逆に周りに合わせてもらう作業をしている」(永里)。アジア人初となる欧州女子CLで優勝(10年)した経験などから方向転換したことが奏功した。

 一方で先の遠征の不満も多い。関係者には「私のところにパスを出してくる選手が(宮間)あや(27=岡山湯郷)しかいない」と漏らしていたというのだ。永里自身は好調なだけに、周囲との連係が改善され、さらにパスが集まるようになれば鬼に金棒となる。

 そこで7月11日の五輪壮行試合のオーストラリア戦(国立)の合宿では宿舎の自らの部屋を開放し、攻撃陣を集めて細かな戦術指導をする。しかも中身は「いかに私を生かすか」という大胆なもの。永里主導の〝女王様ミーティング〟でなでしこは最後の仕上げに取り掛かる。