サッカー女子W杯招致撤退 五輪延期で「短い期間に女子の大会を2つやるのかという流れに」

2020年06月22日 20時31分

田嶋幸三会長

 日本サッカー協会は22日、臨時理事会を開催し、開催国として立候補していた2023年女子ワールドカップの招致から撤退することを決定した。

 同大会には日本のほか、共催のオーストラリアとニュージーランド、コロンビア、ブラジルが立候補したが、8日にブラジルが立候補を取り下げていた。

 25日の投票を前に、10日に公表された国際サッカー連盟(FIFA)による評価でオーストラリアとニュージーランドにリードを許して2番手の評価に甘んじていることが判明。さらに日本サッカー協会の田嶋幸三会長(62)は、東京五輪が来夏に延期されたことで「五輪が21年にある。短い期間に女子の大会を2つやるのかという流れに変わった。それが重大なことだった」と女子サッカー最高峰の大会を日本で〝連続開催〟することへの抵抗が強まったことを撤退の理由に挙げた。

 また、投票直前に立候補を取り下げたことに関しては「票読みがだんだん分かっていくなかで、全く支持されないまま負けることが次のステップにつながるか。それがマイナスの方向に行きかねない」と説明。今後再び招致を目指すうえで〝大敗〟による影響を避ける狙いがあったようだ。

 女子W杯開催は低迷を続ける女子サッカー人気の浮上へ起爆剤として期待が大きかっただけに、招致断念は大打撃となりそうだ。