契約延長ザックW杯まで〝続投〟

2012年06月25日 12時00分

 日本代表アルベルト・ザッケローニ監督(59)が日本サッカー協会と契約延長で合意したことが本紙の取材で判明した。6月末までの契約だったが、2013年6月末までの単年で契約書にサインしたという。推定年俸は200万ユーロ(約2億円)でW杯出場などのプレミア給も設定。契約は単年ながら14年ブラジルW杯まで指揮を執ることで〝合意〟したことも明らかになった。

 

 関係者によると、今月上旬のW杯アジア最終予選を前に、日本サッカー協会側はザッケローニ監督と本格的に交渉した。5月中には大筋で合意。すでにザック監督も契約書にサインしたという。

 

 日本サッカー協会の原博実技術委員長(53)も本紙の取材に「契約?しました。(監督から)サインももらいました」と認めた。

 

 契約は単年で、13年6月末までの更新。推定年俸は200万ユーロで、W杯出場権の獲得によるプレミア給や各種勝利ボーナスなどは別設定。一般的に代表監督はボーナスやプレミア給を高額に設定するため、ザック監督も今後のW杯アジア最終予選の成績次第でさらなる収入を手にすることになる。

 

 また協会側は契約書面では単年契約ながら、ザック監督が2年後のブラジルW杯まで指揮を執ることも確認済み。オプション契約などに盛り込まれ、実質的な2年契約となる。さらには「リスクマネジメントはしている」(関係者)と仮にブラジルW杯出場を逃すことがあれば、協会側が契約を打ち切れる条項も盛り込まれた。

 

 ザック監督は就任後、いきなり強豪アルゼンチンを倒し、昨年1月のアジアカップ(カタール)を制覇するなど好成績を収めてきた。同時に代表戦のテレビ視聴率が30%を超えるなど、代表人気を復活させた。

 

 ただ就任当初から、欧州での監督業に未練を持っているとされてきた。就任後も「2年あれば十分だ」と契約満了で退任する可能性も示唆していたが、契約更新でこうした心配はなくなった。

 

 指揮官の〝続投〟が決まったザックジャパンはW杯アジア最終予選で2勝1分けの好発進。今後もイタリア人監督に率いられて、2014年のブラジルW杯まで突き進む。