阪神・鳥谷お手本に代表定着狙う工藤壮人

2013年09月16日 16時00分

“鳥谷魂”を胸に代表定着を狙う工藤

 日本代表FW工藤壮人(23=柏)が、虎の主将からサムライ魂を吸収して代表定着を狙う。

 

 今年はJリーグでも得点を量産し、7月の東アジアカップで念願のA代表デビューし、初ゴールもマーク。欧州組と融合した6日のグアテマラ戦でもゴールを挙げ、存在感をアピールした。この快進撃はサッカー界ではなく、プロ野球界から受けた刺激が大きく影響している。

 

「競技は違いますが、素晴らしいアスリートですよね」と尊敬のまなざしを送るのは阪神の鳥谷敬内野手(32)。工藤は幼い頃から大の虎党で、特に現役時代にスピードスターとして活躍した赤星憲広氏(37)の大ファンだが、現在の阪神では鳥谷のプレーぶりに目を奪われているという。

 

 鳥谷は人気球団の阪神で主将を務め、求心力も強い。3月に開催された第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では初出場ながら主力として日本代表を牽引。初出場のWBCで3月8日の台湾戦では、リードされて迎えた9回二死から一世一代の盗塁を成功させて逆転勝利を呼び込み、日本の2次ラウンド突破の立役者となった。

 

 大舞台でも動じない精神力や、どんな苦境に陥っても結果を出す勝負強さなどを見て「日本代表としての姿もすごかった」と工藤は感銘を受けた。今ではすっかり鳥谷にゾッコンで「鳥谷選手のユニホームを着て観戦することもありますよ」。5月には東京ドームで行われた巨人対阪神の伝統の一戦にも駆けつけた。

 

 鳥谷の熱いプレーは駆動にとって日本代表で活躍するためのお手本。“鳥谷魂”を胸に、来年のブラジルW杯メンバーに食い込むつもりだ。