「日本のバルセロナ」を目指す東京V

2013年09月26日 11時00分

東京V 名門復活への道(4)

 短期集中連載「名門復活への道」最終回はチームのスタイルについて、東京ヴェルディ・羽生英之社長(49)が語った。

 

 ――ヴェルディはどんなチームを目指すのか

 

 羽生社長:サッカー界を広く見ると(元日本代表監督)イビチャ・オシムさん(72)のやり方は日本に合っていると感じる。(市原)千葉時代に多くの選手を育てたし、代表でも魅力的なサッカーを見せていた。それを裏付けるのは、オシムさんと仕事をしていた(ミハイロ)ペトロビッチさん(55=浦和監督)だと思っている。

 

 ――同氏はオシム氏がグラーツ(オーストリア)監督時代にコーチを務めた

 

 羽生:オシムさんと同じで、ダイレクトでパスをつなぐ攻撃的なスタイル。考え方も指導も共通したものがある。昨季は広島が森保(一)監督(45)で優勝したが、戦い方も含めて基礎を築いたのは、2年前まで広島の監督だったペトロビッチさん。昨季からは浦和を指揮し、立て直した。両チームとも大幅に選手が代わっていないから、日本人に合う指導者と言えるだろう。

 

 ――東京Vは三浦泰年監督(48)が指揮する

 

 羽生:三浦監督も実はオシムさんのサッカーに興味があって、千葉や日本代表の練習もよく見にいったそうです。それにペトロビッチさんがいた当時の広島もよく練習を見にいっていた。2人に共通するサッカー観を持っている監督なので、今後が楽しみだし、ヴェルディのサッカーといえば…というものを築いてくれると思う。

 

 ――チームのスタイルはパスサッカーになる

 

 羽生:まあ監督のやり方もあるので。ただダイレクトパスを4本と5本とつないでゴールを目指すスタイルは日本人には合うので、目標にしたい。それにバルセロナのように下部組織から何人も選手が育ち、チームが構成できるようになれば安定した戦力になる。「日本のバルセロナ」を目指したい。