【高校サッカー】「和製バルサ」昌平 躍進の裏に”中高一貫強化”

2020年01月04日 16時30分

 全国高校サッカー選手権で、昌平(埼玉)が台風の目となりつつある。初出場だった2014年度大会では初戦敗退で今大会も下馬評こそ低かったが、2回戦(2日)の興国(大阪)に続き3回戦(3日)では全国常連の国学院久我山(東京B)も撃破し、8強まで駆け上がってきた。躍進の裏にあるのが異例の“中高一貫強化”だ。

 青森山田中で日本代表MF柴崎岳(27=デポルティボ)を指導した藤島崇之監督(39)が07年に就任すると、12年に中学年代の選手の育成を目的に「FCラヴィーダ」を設立。同クラブでは父の信雄氏が指導し、スタッフも昌平から派遣するなど実質的に下部組織として機能しているのだ。

 藤島監督も「チームとしてもラヴィーダの存在は大きくなっている。クラブチームの立ち上げが(昌平の)強化につながっている。今後も連携してやっていきたい」。素早く細かいパス回しで相手を翻弄する昌平のスタイルはまさに“日本版バルセロナ”だ。「中学年代ではどんどん仕掛けさせている」と指揮官が標榜する攻撃的スタイルを入学前から叩き込み、短期間で飛躍的な強化を実現させた。

 準々決勝(5日)で前回王者の青森山田を倒せば、一気に頂点も見えてくる。