サッカー女子・皇后杯決勝(29日、埼玉・NACK5スタジアム大宮)、日テレ・ベレーザが浦和レッズレディースを1―0で下し、3大会連続14度目の優勝。2年連続でなでしこリーグ、リーグ杯を合わせた国内3冠を達成した。

 前半7分、FW籾木結花(23)の右CKを「絶対に決めてやろうって思いで入った」と主将のFW田中美南(25)が右足をダイレクトで合わせて先制。その後は、一進一退の攻防が続き、日テレが逃げ切った。

 Vゴールを決めた田中は「個人的にはいろんな思いをしてきたシーズンだったけど、みんなに支えられながら4冠(国内3冠+アジア女子クラブ選手権王者)を取る主将でいられたことは誇りです」と満面の笑みを浮かべた。

 来年はいよいよ五輪イヤー。「五輪のために自分が何が足りなくて、何をしないといけないかが分かったので、残り1年、後悔のないようにやっていきたい」と気を引き締めた。