甘くない!宮市の〝裏素顔〟

2012年06月14日 12時00分

 ブラジルW杯アジア最終予選オーストラリア戦(12日)で、日本代表スーパーサブのFW宮市亮(19=ボルトン)がいよいよ出陣する。敵地でこそ持ち味のスピードが発揮できるためだ。イレブンも予選デビューに大注目する中、関係者から宮市の意外な素顔が明かされた。

 

 ホームでは対戦国が守備的でゴール前を固めたため、出場機会はなかったが、今回は敵地とあって、持ち味のスピードが大きな武器となる。「僕が出るとしたら途中からになるけど、チームのためにやるだけ」と宮市も出番を察知し、臨戦態勢に入った。

 

 チーム最年少の宮市は甘いルックスと温厚な性格もあって「好青年でいいやつ。面白い」(DF長友)。宮市もチームに溶け込もうと先輩たちと積極的にコミュニケーションを図っており、イレブンやスタッフの評判は「優等生タイプ」だ。

 

 しかし関係者によると、現在のマジメな宮市はあくまで〝仮の姿〟。「普段はまったく違う」という本性を、日本代表でさらけ出していないと指摘する。「ああ見えて宮市は物すごく勝ち気、強気なタイプの人間だよ。(英)プレミアリーグでも試合中、英語でチームメートに毅然とした態度で主張することも多いし、それで(ボルトンの)セットプレーのキッカーを勝ち取ったこともあった」と意外にも我が強いタイプという。

 

 さらに、同関係者は「敵に対しても、相手がどんなに世界的な大物選手であろうと、厳しい口調で応戦することもある。だからこそ、あの若さで海外に適応できているんだよ」。普段の言動からは想像もつかないヤンチャな選手だったのだ。

 

 こうした周囲の指摘について、宮市は「どういう状況だろうと、サッカー選手としてそれは当たり前のことだと思うので。やはり世界で戦っていくためにも大事なことだと思っています」と笑顔で認めた。

 

 これまでは日本代表で活躍していないこともありおとなしくしていたようだが、これも本場を驚かせた〝ワンダーボーイ〟なりの戦略に違いない。今後は日本代表でも、自分の意見を主張していく方針で、3連戦の山場、オーストラリア戦がその第1弾となる。