沢復活!INAC監督も太鼓判

2012年06月14日 12時00分

 これが世界MVPの実力だ。なでしこリーグ首位のINAC神戸は10日、1―0で日テレ・ベレーザに競り勝った。国立で行われたこの試合でなでしこジャパンの大黒柱でもあるMF沢穂希(33=INAC神戸)が別次元の圧巻プレーで周囲を驚かせた。

 

 両チーム合わせて12人もの日本代表が揃う試合で、沢は激しいプレーで日テレを圧倒。敵のチャンスの芽をことごとく摘み取り、なでしこジャパンでコンビを組むMF阪口夢穂(24=日テレ)に「レベルの差を感じた」と言わせるほどのパフォーマンスを見せた。

 

 「良性発作性頭位めまい症」などで出遅れた沢に慎重な姿勢だったINAC神戸の星川敬監督(36)も「あの運動量はすごい。広いピッチをカバーし、ボールをうまく落としてくれた。いいころの沢と同じになったと見ていい」と大絶賛で完全復活を認めた。

 

 さらに指揮官は「あれだけボールを奪い、攻撃に転じる質の高い動きができるのだから心配ない。もっと調子は上がる。ロンドン五輪も(昨年7月の女子)W杯と同じ…いや、それ以上も期待できる」と明言。2年連続で世界MVPとなる「女子バロンドール」受賞まで予告した。

 

 沢は「暑かったので残り15分は本当に疲れて、最後は歩いた。夏(五輪)に向け、90分または120分戦える体力をつけていかないと」と課題を口にしたが、本番まで約1か月半。ようやく臨戦態勢に入ったようだ。