丸くなった本田 長友と筋肉大会

2012年06月11日 12時00分

 ザックジャパン好調の要因は〝筋肉〟だった——。日本代表は10日、ブラジルW杯アジア最終予選オーストラリア戦へ向けて、オーストラリア入り後初練習を行った。6—0で大勝した8日のヨルダン戦でエースMF本田圭佑(25=CSKAモスクワ)はハットトリックの大暴れを見せたが、そんな大活躍の舞台裏でエースは意外な行動を見せていたという。

 本田は初戦オマーン戦で「ミズノ」社の旧モデルの紫色のスパイクを使用したが、試合中に何度も転倒するなど、不本意なプレーも見せた。そこでヨルダン戦は新モデルの緑色のスパイクを着用。「機能的には変わらない」ものの「躍進」というテーマのスパイクに履き替えた効果はてき面だった。


 もちろん本田自身が「ライバル」と公言した香川真司(23=ドルトムント)のマンチェスター・ユナイテッド移籍が大きな刺激になったのは間違いないし、熱望する欧州ビッグクラブ入りを今夏に実現させるためには、W杯アジア最終予選を戦う日本代表で結果を出さなければならないという危機感もあった。

 そんな本田は昨年までは宿舎でも他イレブンと距離を取っていたが、今回は周囲に積極的に声を掛け、フレンドリーな姿を見せる。FW宮市亮(19=ボルトン)は「いろんな話をしています。合宿ではサッカー以外の話ばかりしています」と意外にも近寄り難い存在ではなかったという。

 しかも本田はチームメートも驚くような行動を見せていたという。それは08年北京五輪代表チームで恒例行事だったDF長友佑都(25=インテル)と肉体美を披露し合う〝筋肉自慢大会〟の開催だ。今予選で復活させ、イレブン間で大ハシャギしているという。

 お互いに筋トレ好きで知られる2人。上腕2頭筋の固さや盛り上がりなどを自慢し合うことでコミュニケーションを深めていたのかもしれない。そんな本田の変貌ぶりでチームの連勝とともに、本田のハットトリックにつながったに違いない。

 日本代表の全権を委任されるなど、新リーダーとしての自覚が本田を変えた。「周りに助けられたし、仲間に感謝したい」と話した本田が次戦も
チームを牽引する。