【東アジアE―1選手権】なでしこ9発圧勝 岩渕&田中が存在感

2019年12月11日 18時32分

【韓国・釜山11日発】なでしこジャパンが東アジアE―1選手権初戦の台湾戦に9―0と圧勝した。キャプテンマークを任されたFW岩渕真奈(26=INAC神戸)が先制弾で口火を切ると、その後はまさにゴールラッシュ。今夏のフランスW杯で落選したFW田中美南(25=日テレ)も活躍し、東京五輪へ向けサバイバル激化の予感だ。

〝新主将〟が名刺代わりの一発だ。今大会不在のDF熊谷紗希(29=リヨン)に代わってゲームキャプテンに指名された岩渕がいきなり見せる。前半7分、ドリブル突破で相手の守備陣を切り裂くと、ペナルティーエリア手前から右足を思い切り振り抜く。強烈なミドル弾がゴール左隅へと突き刺さった。チーム待望の先制点で、日本のゴールラッシュの先陣を切った。

 東アジアE―1選手権は欧州組を招集できないため、熊谷に代わる主将候補が注目されていた。高倉麻子監督(51)も大会に向けて「このチームが世界で勝っていくためには、新しい強いリーダーが必要。今回、熊谷はいないが、チームの軸となるような、プレーだけでなくオンとオフ含めて発信する選手が出てきてほしい」と東京五輪に向けて新主将候補の選定を重要なテーマに掲げていた。そうした状況で、岩渕は〝一発回答〟を見せた。

 そして、もう一人の役者も輝いた。田中が前半9分に左足で追加点となる2点目を奪うと、38分には自ら獲得したPKをゴール右隅に落ち着いて決めて、チームに4点目をもたらし勝利を決定づけた。

 なでしこリーグで2年連続MVPに選出されるなど日本最強ストライカーの呼び声も高いが、今夏のフランスW杯で落選の憂き目に遭った。東京五輪前最後となる公式大会の開幕戦で存在感を発揮した。

 ストライカーコンビが、来夏の大舞台で主役の座を狙う。

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