なでしこリーグの年間表彰式が4日、都内で開催され、5連覇を達成した日テレのFW田中美南(25)が4年連続得点王とともに、2年連続でMVPを受賞した。「昨年もこの素晴らしい賞をいただいたけど、賞に追いついていない状態で2度目は恐縮」と控えめに喜びを語った。

 名実ともに女子サッカー界を代表するストライカーが見据えているのは来夏の東京五輪だ。今夏のフランスW杯では無念のメンバー落ちとなったが、10月のカナダ戦で約1年1か月ぶりになでしこジャパンへ復帰。田中は「代表って素晴らしいところだと改めて感じた」と話し「東京五輪に向けて選ばれるように頑張っていく」と、地元の大舞台でリベンジを果たすつもりだ。

“なでしこのエース”になるために、必要なことは理解している。「まだまだやれることはある。得点の部分で幅を広げたい。仲間にもチャンスメークをして得点を取らせるようにできれば」。日本に悲願の金メダルをもたらすためにも、さらなる進化を誓った。