【武田修宏の直言!!】Jリーグ・ルヴァンカップ決勝(26日、埼玉)は札幌と川崎が対戦するね。両チームとも組織的なサッカーを展開するけど、札幌にとっては悲願のJ1初のタイトルになる一方、川崎は過去4度の準優勝(2000、07、09、17年)と届かなかったカップを手にするチャンス。ともに負けられない一戦じゃないかな。

 注目はストライカー対決でしょう。札幌の元イングランド代表FWジェイ(37)と、川崎の元ブラジル代表FWレアンドロダミアン(30)の外国人のバトルはもちろん、ともに日本代表で活躍した札幌のFW鈴木武蔵(25)と、川崎FW小林悠(32)の日本人エースの激突も気になるね。

 鈴木はスピードと高い身体能力が武器で、DFラインの裏に抜け出すのが得意なタイプ。これに対して小林はスペースをつくり出したり、パスに対してのタイミングや絶妙なポジショニングが武器だね。2人とも違った持ち味がある中、どんなパフォーマンスを発揮するか。決勝という舞台で仕事をするのがエースってことだからね。

 ちなみに今季リーグ戦(23日現在)の日本人最多シュート数1位(全体4位)が鈴木の83本(9得点)。2位(全体7位)が小林の74本(11得点)と拮抗しているけど、決勝のゴールは数字で表せない価値があるんじゃない? 当日はテレビ解説(フジテレビ系)も務めるので、そこも注目だよ。 (元日本代表FW)