岡田武史氏 森保ジャパンにエール「今までにないほどワクワクするチーム」

2019年09月10日 17時15分

殿堂入りして記念プレートを贈呈された岡田氏(右)と佐々木氏

 日本サッカー協会は10日、東京・本郷のJFAハウスで殿堂掲額式典を行い、2018年ロシアW杯で日本代表を率いて16強に進出した西野朗氏(64)、日本代表監督としてW杯2大会で指揮した岡田武史氏(63)、なでしこジャパン監督として11年女子ドイツW杯で優勝した佐々木則夫氏(61)が殿堂入りを果たした。

 西野氏は1996年アトランタ五輪で日本を指揮して優勝候補ブラジルを撃破。“マイアミの奇跡”と称された。その後はJ1で4クラブを率いて通算勝利数270勝は歴代1位。昨夏のロシアW杯では、開幕2か月前に日本代表監督に緊急登板して16強に導いた。

 7月にタイ代表監督に就任。この日はカタールW杯アジア2次予選インドネシア戦(ジャカルタ)に臨むため、式典は欠席となった。ビデオメッセージで西野氏はロシアW杯を「葛藤や不安もあったが、選手たちに危機感、反骨心をもらいながら挑んだ」と振り返り「さらに精進して、殿堂入りにふさわしいサッカー界への恩返しをしたい」と力強く語った。

 岡田氏は、日本代表が初出場を果たした98年フランスW杯を指揮。さらに10年南アフリカW杯では、MF本田圭佑(33)らの活躍もあって16強に躍進した。

「プロ野球の選手になりたかった。だからサッカーがうまくない」と“岡ちゃん流ジョーク”で出席者から笑いを誘うと、W杯予選を戦う森保ジャパンに向け「今まで、ここまで個で通用するチームはなかった。ところが個は抑えられる可能性もある。これまで研究してきたチームはなかった。次の3次(最終予選)に行って研究されたとき、急に初めての経験で不安がある」と警鐘を鳴らしつつも「今までにないほど面白いし、ワクワクするチーム」と期待を寄せた。

 佐々木氏はなでしこジャパンを率いてドイツWW杯で優勝、12年ロンドン五輪で銀メダル、15年カナダW杯で準優勝と黄金時代を築いた。なでしこフィーバーの立役者として、来年の東京五輪に向けて「高倉(麻子)監督(51)にはなんとかメダルを取ってほしい」とエールを送った。