完敗の夜に決断 本田ら造反覚悟で戦術無視

2013年06月19日 11時00分

【ブラジル・ブラジリア発】ザックジャパンのエースが背水の陣――。コンフェデレーションズカップに臨んでいる日本代表は15日の初戦でブラジルに0―3と屈辱の完敗を喫した。MF本田圭佑(27=CSKAモスクワ)は試合後、DF長友佑都(26=インテル)、FW香川真司(24=マンチェスター・ユナイテッド)を招集し、ビッグ3会談を実施。そこで“造反”覚悟の緊急要求を突きつけた。

 

 まさに完敗だった。ブラジル相手になす術もなく、攻守にわたって実力差を見せ付けられた。本田は「非常に残念。思った通りに試合を運べなかった。自分たちの実力を受け止めて、まだ2試合残っているので気持ちを切り替えたい」とコメントを絞り出した。

 

 開始直後にエースFWネイマール(21)に先制されるも、何とかしのぎ、反撃を期した後半開始3分、不用意なプレーから2失点目。これにはさすがのエースも目をつり上げ絶叫するなど、DF陣に大激怒。終盤にも失点し、0―3の惨敗。本田の「世界制覇」という“公約”など吹っ飛ぶ無残な結果だった。

 

 そんな敗戦後の夜、本田は長友と香川とともに緊急ミーティングを開いたという。長友によると、本田は「ボールを持って縦に出すと(サイドからの)クロスしか選択肢がない。空中戦に強い(ブラジル)DFには通用しない」と主張。さらに中央で勝負することを提案し「(本田への)パスを優先しろ、と…。それが圭佑と真司の要求でもあった」。

 

 日本代表にとってサイド攻撃は基本戦術。ただ本田はブラジルのような世界トップレベルには通用しないと判断。そこで打開策として、自らにボールを集めることを要求したわけだ。長友は「シュートも狙えるし(攻撃の)選択肢が増えるということ。バイタルからも(仕掛けて)いける」と真意を説明した。

 

 ただ、ザックジャパンの基本戦術を“応用”させた形のため、一歩間違えれば指揮官への造反とも取られかねない危険な行為。それでもイタリア戦(19日=日本時間20日)で本田スタイルがチームを活性化させ日本を勝利に導ければ、批判を封印したうえで決勝トーナメント進出も見えてくる。

 

 このまま惨敗で大会を終えるのか。それとも再起し、真価を発揮できるのか。本田は覚悟を持って次戦に臨む構えだ。

 

 

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