本田が「パスサッカー」強調するワケ

2012年06月01日 12時00分

 これも陽動作戦なのか。W杯アジア最終予選に臨む日本代表は28日、非公開練習で戦術面などの確認を実施した。そんな日本代表のMF本田圭佑(25=CSKAモスクワ)や香川真司(23=ドルトムント)はオマーン戦に向けて、特別な対策を取らずに、日本伝統のパスサッカーで勝負する方針を示唆した。

 

 本田はオマーンが守備的な戦いをしてくることが確実な中、「引いた相手にはオーストラリアみたいにシンプルに放り込むのがいいが、ボクらがまねしても本家には追いつけない。日本の良いところはしっかり(DFを)崩すこと」と早いパス回しで敵DFを翻弄することが最善策とした。

 

 香川も「逆サイドでボールを持った時の反対サイドの動き出しの練習をやった。引いた相手を崩しきれていないが、チームが連動してやらないと」と明かし、ザックジャパンが追求してきたお家芸のパスサッカーを貫き通すことで、チャンスを作り出すという。

 

 くしくも日本が誇るダブルエースが同じ見解を示したわけだが、一方で日本代表アルベルト・ザッケローニ監督(59)はオマーンへの情報漏れを異常警戒する。そこで日本メディアを通じ、情報が流出しないように、イレブンにも戦術に関しては「かん口令」が出されている。そんな中、あえてエースたちがパスサッカーを強調したことで、ザック流の〝情報戦〟との見方も広がっていた。