長友が宮市に「俊輔イズム」伝授

2012年06月01日 18時00分

〝ワンダーボーイ〟ことFW宮市亮(19=ボルトン)に強力援軍が現れた。6月3日のオマーン戦(埼玉)から始まるブラジルW杯アジア最終予選に臨む日本代表でスーパーサブに指名された宮市に不動の左サイドバック、DF長友佑都(25=インテル)がサポートを約束した。かつて代表の10番を背負ったMF中村俊輔(33=横浜M)を師匠と仰ぐ長友。その教えを宮市に伝授する方針を明かした。

 

 まだ日本代表になじめずに苦しむ宮市に救いの手を差し伸べたのは長友だった。同じ左サイドでプレーすることで、試合中は連係が必要とされる場面も多い。そこで長友は「ぼくは本当に亮がやりやすいようにサポートするだけ。オレも最初のとき俊さんにしてもらったようにね」と話す。

 

 強豪インテルでプレーする長友は2008年5月のコートジボワール戦で日本代表デビュー。当時まだ21歳と経験不足で連係面などに多くの不安を残す中、南アフリカW杯まで日本代表の10番を背負った俊輔から積極的なサポートを受け、急成長を見せた。

 

 その後、長友は当時セルティック(スコットランド)でプレーしていた俊輔に〝弟子入り〟。日の丸を背負う覚悟や責任を始め、戦術や連係面など、ピッチ内外でトッププロの考えを叩き込んでくれた俊輔のことを、長友は「ボクの師匠ですから」と公言していた。

 

 そんな長友は俊輔から受けた教えを今後、宮市らに伝えることで日本代表に還元し、強くなることで師匠への恩返しとする考えだ。すでに宿舎でも積極的にコミュニケーションを図り、打ち解けた。長友は「宮市のキャラ?面白いヤツですよ」と笑顔を見せた。

 

 実際に、宮市の代表デビュー戦(23日、アゼルバイジャン戦)では持ち前のスピードを生かそうと、長友は自らのオーバーラップを控えることで、宮市を攻撃に専念させるなど、献身的に支えた。今後もピッチ内外で実行に移していく方針という。

 

 そんな長友の意向について、宮市も「先輩の行動を見て、見習いたいと思っています」。また試合に向け「途中から流れを変える動きをしないといけない。スピードというものを自信を持って出していければ。得点できる少ないシーンをモノにして予選を突破したい」。

 

 長友を始め、多くの先輩たちから支援を受ける宮市。あとは試合で結果を出すだけのようだ。