飛行機事故で死亡サラ氏の移籍金問題がドロ沼化

2019年03月26日 11時30分

飛行機事故で亡くなったサラ氏(ロイター)

 1月に飛行機事故で亡くなったFWエミリアーノ・サラ氏(享年28)の移籍金問題が泥沼化してきた。英紙「ミラー」(24日付)は、サラ氏が加入する予定だったイングランド・プレミアリーグのカーディフが「移籍金を支払うつもりがない」と報じた。

 サラ氏は元日本代表監督のバヒド・ハリルホジッチ氏(66=顔写真)が監督を務めるフランス1部ナント所属で、1月にカーディフ移籍で合意。チームに合流するため英国に向かう途中、搭乗した飛行機が消息不明となり、2月になって死亡が確認された。これにより、カーディフがナントに支払う予定だった移籍金1500万ポンド(約21億7000万円)を巡る問題が浮上。ナント側は2月末、支払いを求めて国際サッカー連盟(FIFA)に提訴し、調査が行われていた。

 同紙によれば、カーディフ側が「サラ氏の死亡により契約は無効になった」という見解をFIFAに報告する。また、死亡時までに国際移籍証明書の発行やリーグへの選手登録に必要な手続きも行われていなかったという。

 ナントとすればエース格だったサラの放出で得られる移籍金がゼロになると、今後のクラブ強化に大きな支障が出かねない。特にかねて戦力補強を求めているハリルホジッチ監督からの厳しい突き上げは避けられない見通し。果たして前代未聞の出来事にFIFAはどんな裁定を出すか。