森保ジャパン・コロンビア戦0-1 ボス香川・存在感発揮も試合後に乾らと即反省会

2019年03月23日 16時30分

試合後、チームメートと握手した香川(10番)だったが、表情は険しかった

 森保ジャパンの10番が“日本のボス”就任を宣言した。日本代表は22日の国際親善試合(横浜)で、コロンビアに0―1で敗れた。ロシアW杯で勝利した南米の強敵にリベンジを許したものの、代表復帰を果たしたMF香川真司(30=ベシクタシュ)が途中出場で存在感を発揮した。チームリーダー役が不在の中で、2022年カタールW杯に向けて自らが新たな大黒柱になる覚悟を示し、ピッチ外で求心力を高めている。

 昨夏のロシアW杯以来8か月半ぶりに代表のピッチに戻ってきた。後半20分にFW鈴木武蔵(25=札幌)に代わって投入された香川は得点こそ奪えなかったものの、MF南野拓実(24=ザルツブルク)ら若手“三羽ガラス”と攻撃を仕掛けた。森保一監督(50)も「ギアを上げて試合を進めてくれたのはよかった」と高く評価した。

 代表でのプレーについて10番は「意気込んで入った。僕にとっては(森保ジャパンで)初めての試合でいろいろ感じられたことがある」と手応えを得た様子。3年後のカタールW杯へ新たな一歩を踏み出し「自分はここ(日本代表)での経験値が一番高いと思っている。その辺の自覚は求められている。そういうのを強く持ちながらやっていきたい」と“新リーダー宣言”も飛び出した。

 ロシアW杯後、長く主将を務めたMF長谷部誠(35=Eフランクフルト)や強烈な個性でイレブンを引っ張ったMF本田圭佑(32=メルボルン・ビクトリー)が代表から引退。森保ジャパンで新キャプテンに就任したDF吉田麻也(30=サウサンプトン)とともに、新たなチームをけん引できるリーダー役が求められていた。

 そんな中、香川は森保ジャパンでイレブンの士気やチームの結束力を高める役割を担う覚悟を持ち、すでに代表復帰前から行動に移してきた。10番に近い関係者は「真司は欧州組の選手を中心に、こまめに連絡を取っている。それぞれの立場で頑張っていこうとか、たわいもない話とか。今までより周りを元気づけようという意識は強い」と語る。

 これまで代表でプレーしてきた選手はもちろん、知り合ったばかりの若手とも積極的にコンタクトを取って近況を確認し、ピッチ内外のアドバイスを送った。また苦境に立つ選手には激励の言葉もかけたという。そうした気遣いにより、代表チーム内で新リーダーとしての地位を確立。今後代表に復帰する選手や新戦力も含め“香川シンパ”は着実に増えている。

 試合後は香川が、南野やMF堂安律(20=フローニンゲン)、MF乾貴士(30=アラベス)と話し込む場面も。「どう戦っていくか話し合いながらコミュニケーションを続けていく必要がある」と、早くもリーダーの風格を漂わせる10番が日本をカタールの地に導く。