【森保ジャパン】新天地に選ぶのは? 堂安が描く出世ロード

2019年03月22日 14時00分

堂安は南野(左)のデコピンを受けて苦悶の表情

 森保ジャパンの出世頭が描く“成り上がりロード”とは――。国際親善試合コロンビア戦(22日、横浜)に臨む日本代表MF堂安律(20=フローニンゲン)は、今夏のステップアップ実現を目指している。すでに海外のエージェント事務所と契約。新天地にはマンチェスター・シティー(イングランド)をはじめ数々の欧州ビッグクラブが浮上している中で、エース候補の方針に変化が出ているという。

 欧州サッカー界から注目される堂安は、自らの強い意向で今季から欧州クラブ事情に精通する海外のエージェント事務所と契約。今オフの移籍実現を目指して体制を強化し、さらなるステップアップに大きな進展が期待できそうだ。

 昨季移籍したフローニンゲンで大活躍。昨年10月には「フランス・フットボール」誌が選定する21歳以下の世界最優秀選手賞「コパ・トロフィー」候補としてフランス代表FWキリアン・エムバペ(20=パリ・サンジェルマン)らとともにノミネートされた。日本代表として臨んだアジアカップでは2得点を決めて準優勝に貢献。新エース候補として国内外で高い評価を得ている。

 すでに移籍金は1000万ユーロ(約12億5000万円)以上に設定されており、欧州各メディアは、強豪マンチェスターCをはじめアトレチコ・マドリード(スペイン)、FWクリスチアーノ・ロナウド(34)を擁するユベントス(イタリア)といった強豪クラブが獲得に向けて興味を示していると報じる。

 ただ、堂安サイドはビッグクラブ入りに慎重な姿勢だ。欧州でプレーする日本代表と契約する選手代理人は「堂安は出場機会を重視しているようだ。上のレベルを求めつつも、移籍してすぐに競争できるチャンスがあるクラブを探している。代表や今後のキャリアを考えて、それが成長の近道という考えなのでは」と指摘する。

 実際に、2001年にアーセナル(イングランド)入りしたMF稲本潤一、11年にバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に移籍したMF宇佐美貴史はほぼ出番なし。また欧州で実績を残してステップアップを果たしたMF香川真司はマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)、MF本田圭佑もACミラン(イタリア)で結果を残せなかった。スターがひしめく強豪で常時試合に出るには高い壁を乗り越えなければならない。

 こうした状況で“発展途上”の堂安がビッグクラブに飛びついても出場機会を得られず、レンタルに出されて潰される危険性もある。このため“現実路線”を検討しているわけだが、果たして期待の俊英は希望の新天地を見つけられるか。