【森保ジャパン】森保監督が香川を“24時間査定”

2019年03月19日 16時30分

森保監督が香川(左)に寄せる期待は大きい

 ロシアW杯以来約9か月ぶりに代表復帰したMF香川真司(30=ベシクタシュ)に“森保アイ”が光る――。国際親善試合コロンビア戦(22日、横浜)、同ボリビア戦(26日、神戸)に臨む日本代表は18日、神奈川県内で合宿をスタートさせた。待望論の強かった香川の復帰を歓迎するムードが高まっている中で、森保一監督(50)は2022年カタールW杯に向けて旧10番をピッチ内外で“査定”するつもりだ。

 合宿初日は合流が遅れる欧州組5人と、右太もも裏の違和感のため宿舎で調整したMF守田英正(23=川崎)を除く選手17人がグラウンドで練習を実施した。

 練習前の円陣で指揮官は「これからの(W杯)アジア予選は非常に厳しい戦いになる。我々は力を付けないといけない」と心構えを訓示。新戦力や復帰組が加わったチームに「思いきってチャレンジしてほしい。アジアカップから半分以上、選手が代わる中で結果を出し、日本代表として層の厚いところを見せてほしい」とゲキを飛ばした。

 今回、ロシアW杯以来の復帰で注目される香川は「カタール(W杯)に向けていいスタートを切りたい。個人的には今回初めてなので監督が求めている戦い方をしっかりピッチで体現したい」とヤル気満々。香川は「みなさんも楽しみに」というMF中島翔哉(24=アルドハイル)との“新旧10番争い”にも言及した。

 そんな“お祭りムード”も漂う中、森保監督は冷静だった。香川について「一人の選手としてプレーするところ。自分の力を発揮してもらえれば」と特別扱いは一切なし。その上で「経験値をピッチで、そしてピッチ外でも経験の浅い選手たちに伝えてもらえれば。背中で引っ張ってもらって、若い選手にいろんなことを伝えて」と要求。プレーはもちろん、普段の立ち居振る舞いにも注文を付けた格好だ。

 香川はロシアW杯1次リーグ初戦コロンビア戦で先制PKを決めたものの、その前のブラジルW杯では大不振に陥った。大舞台に弱いイメージがつきまとい、W杯アジア予選など重要な試合でチャンスを決めきれない場面も多かった。2022年カタールW杯に臨む日本代表にとって33歳になる香川は必要不可欠な存在なのか。指揮官はピッチ内外の働きをシビアに見極めていこうというわけだ。

 香川も指揮官の要求に応える覚悟だ。「(MF)長谷部(誠=35、Eフランクフルト)さんや(FW本田)圭佑(32、メルボルン・ビクトリー)君が抜けて、また新たな代表として4年間がある。自分が持っているものを還元したい」。“香川査定”が今回の合宿の大きなテーマになりそうだ。