FC東京に迫る久保建のバルサ復帰「Xデー」 後任探しかシステム変更も

2019年03月04日 16時30分

 J1FC東京が、U―20日本代表MF久保建英(17)の“Xデー”に向けた準備に迫られている。

 スペイン1部バルセロナ育ちの天才少年は、川崎との開幕戦に続きアウェー湘南戦(2日)も先発出場。右サイドハーフで躍動し、自身のシュートが相手のハンドを誘ってPKを獲得し、3―2の勝利に貢献した。強烈なFKで見せ場をつくった川崎戦に続き、存在感を見せつけた。

 本人は、まだ無得点とあって「次(10日の鳥栖戦)はホームでやれるのでしっかりと決めきりたい」と課題を挙げているものの、悲願のリーグ初制覇へ欠かせないピースなのは疑いようがない。とはいえ、久保がチームでフル回転できる時期は5月上旬までとなりそう。J1開催中にU―20W杯(5月23日開幕、ポーランド)が控えているからだ。

 さらに海外移籍可能となる18歳の誕生日を迎える6月4日以降は、既定路線となっている古巣復帰の“Xデー”をいつ迎えてもおかしくはない。昨季まで久保については慎重な見解を示していた長谷川健太監督(53)も「欧州に行く前の堂安(律=20、フローニンゲン)くらいにきている。J1で活躍してU―20W杯で刺激を受ければ、すぐに欧州から声がかかる」と実力に太鼓判を押すほどに変化した。

 それだけに、久保が不在となった時の代役探しは急務。ここ2戦は後半途中にMF大森晃太郎(26)と交代しているが、新たなシステム導入や選手補強に踏み切るのか。チームにとっては難題だが、日本サッカー界にとっては“うれしい悩み”かもしれない。