【森保ジャパン】W鈴木にロックオン 大迫頼み打破へ 

2019年02月22日 16時30分

“ポスト大迫”候補の鹿島・鈴木優磨(右=ロイター)

 森保ジャパンが22日開幕の明治安田生命J1リーグで新ストライカーを探し出す。森保一監督(50)は3月の国際親善試合コロンビア戦(22日、日産)とボリビア戦(26日、神戸)に向けてエースFW大迫勇也(28=ブレーメン)頼みの現状を打破するため、Jリーグ組から若手ストライカーを抜てきする構え。すでに“ダブル鈴木”に照準を合わせているという。

 アジアカップで浮き彫りになった森保ジャパンの課題が“大迫依存”だ。臀部のケガを抱えながら強行出場して4得点を決め存在感を放つ一方、同じポジションのFW武藤嘉紀(26=ニューカッスル)やFW北川航也(22=清水)が思うような働きを見せられず、周囲との連係も合わない場面が目立った。

 大迫はその後に無理がたたって背筋を痛め、クラブで長期離脱を強いられている。それだけに、今後2022年カタールW杯アジア予選を見据えたとき、大迫一人に負担を強いる状況は早急に改善しなければならない。6月の南米選手権(ブラジル)に向けてもストライカー探しは急務。そこで22日から開幕するJリーグの各試合で新戦力の発掘を進めるが、注目されているのは“2人の鈴木”だという。

 J1クラブ関係者は森保ジャパンの動向について「実績のある選手のほかにも、先々を考えて若い選手も試すはず。FW鈴木優磨(22=鹿島)はかなり高く評価されているから可能性は高いのでは」と語る。優磨は昨季11ゴールをマークして名門クラブのエースに成長し、優勝したアジアチャンピオンズリーグ(ACL)で大会MVPを受賞するなどブレーク。昨年11月のベネズエラ、キルギス戦に向けてA代表に初選出されたが、右足首の負傷で辞退した経緯があるだけに、再びチャンスが与えられそうだ。

 また同関係者は「開幕後に活躍すれば武蔵あたりも(代表スタッフの)評価は高いからね」とFW鈴木武蔵(25=札幌)の名前も挙げる。手倉森ジャパンの一員として参加したリオデジャネイロ五輪で得点を挙げるなど潜在能力は買われており、昨季はJ1で戦った長崎で11ゴールと結果を残した。今季移籍した札幌で成長した姿を見せれば抜てきされる可能性は高い。

 FW小林悠(31=川崎)やFW杉本健勇(26=浦和)らベテラン勢も健在だが“ポスト大迫”として、今後の伸びしろが期待できる“ダブル鈴木”が森保ジャパンのキーマンになるかもしれない。