【2019Jリーグ大予想】今季のJ1で大注目は、インターネット販売大手「楽天」の豊富な資金力を駆使して世界的スター選手を揃えた神戸だ。

 昨季は元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(33)を擁しながらも10位。今季は2人の能力を十二分に発揮できるように、攻撃では元スペイン代表FWダビド・ビジャ(37)、守備では鹿島から元日本代表DF西大伍(31)、C大阪から同MF山口蛍(28)を獲得し、巨大戦力をさらに充実させた。

 特にビジャの加入は“魔法使い”との異名を取るイニエスタの能力を最大限に引き出すための有効な補強と言える。昨季はシーズン途中の加入だったが、今季は合宿から参加して、連係は高まっている。ポドルスキを加えた3人でチームの得点力は倍増すると言っても過言ではなく、J最強のトライアングルになるのは確実。V争いをリードするはずだ。

 もちろん、2連覇中の川崎と天皇杯覇者の浦和も有力視される。昨季終盤にクラブ記録となる9連勝を飾ったG大阪も気になる存在だ。今季に向けて大型補強こそなかったが、主力メンバーのレベルアップに加え、昨季途中に就任した元日本代表DFの宮本恒靖監督が“ツネ様イズム”をイレブンに浸透させて、チーム力もアップした。また、今季は開幕前のキャンプで戦術を徹底指導。攻守両面で組織力は高まっており、関西の名門が再びV戦線をにぎわせそうだ。