【欧州CL】主力不在でも…パリ・サンジェルマンがマンUに先勝

2019年02月13日 11時30分

快足を生かしたエムバペ(左)はGKデヘアの壁を破った(ロイター)

【イングランド・マンチェスター発】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントの戦いが12日(日本時間13日)から始まり、1回戦第1戦でパリ・サンジェルマン(フランス)が敵地でマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)に2―0で先勝。大黒柱不在で騒動が収まらない中で、貴重な勝利を手にした。

 総合力で苦境をはね返した。「シアター・オブ・ドリームス」(夢の劇場)と呼ばれるオールド・トラフォードに乗り込んだパリSGは、逆風が吹き荒れる中でも持ち味を発揮。8強入りに向けて大きく前進した。

 戦力は大幅にダウンしていた。ブラジル代表FWネイマール(27)が1月に右足第5中足骨の負傷で10週間の戦線離脱。さらにウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ(31)も9日のボルドー戦で右股関節の腱を痛め、守備を支えるベルギー代表DFトーマス・ムニエ(27)も脳振とうで欠場を余儀なくされた。

 それでも欧州屈指のタレント軍団は崩れなかった。マンUは昨年12月にジョゼ・モウリーニョ前監督(56)を解任し、元ノルウェー代表FWでクラブOBのオーレグンナー・スールシャール監督(45)就任後は公式戦11戦で10勝1分け。常勝の輝きを取り戻しつつある名門を相手に攻撃サッカーを展開した。

 スコアレスで迎えた後半8分、アルゼンチン代表MFアンヘル・ディマリア(30)の右CKをゴール左に飛び込んだDFプレスネル・キンペンベ(23)の左足ダイレクトボレーで先制。同15分にはディマリアのグラウンダーの左クロスにフランス代表FWキリアン・エムバペ(20)が驚異のスピードで走り込んで2点目を奪った。終了間際に退場者を出したマンUとは対照的な完璧な試合運びで、スールシャール監督に初黒星をつけた。

 グラウンド外はかなり騒がしい。スペインで治療を続けるネイマールには相変わらずバルセロナ復帰のウワサが飛び交う。クラブにはファイナンシャル・フェアプレー制度違反の疑いもかかるだけに、ネイマール放出の可能性は消えない。この日の勝利で騒動は沈静化されそうだが、まだまだ波乱含みだ。