日本代表のエースFW大迫勇也(28)が所属するドイツ1部ブレーメンと日本サッカー協会が“対立”を深めそうな雲行きだ。

 大迫は10日のアウクスブルク戦で、背中に痛みを抱えているためベンチ外となったが、ドイツ紙「ビルト」は、ブレーメンのフロリアン・コーフェルト監督が「日本協会に怒り」と報道。アジアカップ中に負ったケガとした上で「プレーできない状態で戻ってきたことに、かなり驚いている。負傷のことは聞いていたが、大丈夫だという情報を受けていた。健康な状態で戻ってくると思っていた」と不満を口にした。

 コーフェルト監督は表立って日本協会と争う意思こそないものの「このことに関して、これから数週間話し合いたい」と両者の間に今後も火種はくすぶりそうだ。

 J1クラブ幹部は「クラブとの関係には注意しておかないと、何か協力をお願いするときに支障が出ることもある」と指摘。森保ジャパンでは不動のエースだけに、協会側には慎重な対応を迫られそうだ。