フランス1部ナントからイングランド・プレミアリーグのカーディフへの移籍が決まっていたFWエミリアノ・サラ(28)を乗せた軽飛行機が消息不明になっている件について、4日までに機体の一部がイギリス海峡の海底で発見されたことがわかった。英メディア「スカイスポーツ」や「BBC」が報じた。

 操縦士とサラを乗せた軽飛行機が英領チャネル諸島付近で消息を絶ったのは先月21日。英領ガーンジー島警察が中心となって懸命に捜索したが発見できず、24日に「現時点で生存の可能性は極めて低い」との声明を出して、捜索は打ち切られた。

 だが捜索再開を求める声が多く、サラと同じアルゼンチン人のFWリオネル・メッシ(31=バルセロナ)らから多額の寄付金が集まったことで、水中調査など有志による独自の捜索が行われていた。その結果、軽飛行機の残骸が海底から見つかったことがわかり、操縦士とサラの家族にも報告されたという。

 英国航空事故調査局もこの事実を認めたもようで、真相解明に向けて大きく動き出すことになりそうだ。