サッカー日本代表MF堂安律(20=フローニンゲン)が“出世街道”を爆走中だ。J1G大阪ジュニアユースでは「日本一うまい中学生」と言われ、史上初のU―15年代3冠を達成。ユースに上がると、左足のシュートとドリブル技術にほれ込んだ当時の長谷川健太監督(現FC東京監督)に抜てきされて高校2年でプロデビューを果たした。

 Jリーグの舞台でも頭角を現すと、2017年夏にオランダ1部フローニンゲンへ移籍。1年目から公式戦2桁得点を記録。ロシアW杯メンバーは不選出だったが、西野朗監督(63)が「リストに挙げていた。ずっと追いかけて評価していたから」と言うほど、その実力は買われていた。

 そして昨年9月に森保ジャパンが発足すると満を持してA代表デビュー。昨年10月には「フランス・フットボール」誌が、若手最優秀選手賞(21歳以下)の最終候補10人に選出。イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーをはじめイタリア1部ユベントスなどビッグクラブが関心を寄せるなど、サッカー界が最も注目する日本人となっている。