【UAE・アルアイン28日(日本時間29日)発】アジアカップ準決勝で日本はイランに3―0と快勝し、2大会ぶりの決勝(2月1日、アブダビ)進出を決めた。

 キャプテンのDF吉田麻也(30=サウサンプトン)がチームの危機を救った。

 守備の要としてイランの強力攻撃陣を完封。さらに後半アディショナルタイムに3点目が決まった直後、両チームの選手が入り乱れての小競り合いが発生すると冷静な対処を見せる。イランのFWサルダン・アズムン(24)がMF柴崎岳(26=ヘタフェ)の顔面を殴打。この行為に激高した南野が詰め寄ろうとすると吉田が割って入って乱闘を未然に防いだ。

「彼がやったことは退場に値する。ただ逆にレッドカードをもらったらこっちが損をする」と振り返った吉田。「初めてキャプテンらしいことをした」と冗談めかしながら笑った。

 森保ジャパンで任命された主将がすっかり板についてきた。