【UAE・シャルジャ発】日本は決勝トーナメント1回戦(21日)でサウジアラビアと対戦。注目のMF堂安律(20=フローニンゲン)は2大会ぶり5度目のアジア制覇に向けてヤル気満々だ。

 18日のオフには散髪をして明るめの茶色にカラーリングし心機一転。「気分を変えたいと思った。1次リーグで自分でもまだまだできると思ったので、それを取っ払うために髪を切った」とにやり。2016年にU―19アジア選手権決勝でサウジアラビアを下した際にも髪を染めており「縁起のいい髪形にした」と決戦に向けて気力を充実させている。

 その上で、今大会を“堂安のアジアカップ”にする覚悟だ。「1次リーグを振り返って僕が勝たせたと胸を張って言える試合がなかった。得点は取れたけど、まだまだ自分の力を出しきれてないイメージがある」。1次リーグ初戦トルクメニスタン戦でアジアカップでの日本代表最年少ゴールを決めたが、ここまでの自身のプレーには納得していない。

 だからこそ「僕が優勝させてやるという気持ちでやる。“欲の塊”でピッチに立つ」と堂々宣言。これから始まる一発勝負のしびれる舞台でド派手な活躍を見せて「日本のエース」を襲名するつもりだ。