【UAE・アブダビ7日発】日本代表で大ブレークしたMF南野拓実(23=ザルツブルク)が、アジアカップ初戦を前に森保ジャパンの現状と自身の役割について語った。

 ――試合に向けて

 南野 これまで個人としても、チームとしてもいいトレーニングを積んでこれている。
 ――初戦トルクメニスタンの印象は

 南野 ミーティングで映像を見た。個人的に思ったのは、僕たちのいいポジションからボールをつないで、自分がしっかり顔を出していい距離感でボールを受けて前を向くチャンスがある。そこでしっかり攻撃につなげればチャンスができる。

 ――守備的な相手をどう崩すか

 南野 ずっと同じテンポよりも、どこかでワンタッチを入れたり、誰かのところでドリブルとか、一つはがしてパスを出すとか、そういうところが重要になる。個人的に意識するのは、多少強引にでもシュートに持っていく姿勢も重要になる。

 ――MF中島翔哉(24=ポルティモネンセ)が離脱し、MF乾貴士(30=ベティス)が参戦

 南野 乾くんは翔哉と近いプレースタイル。非常に高いクオリティーを持っているし、W杯でもチームを引っ張っていた存在なので、そこは問題ない。ボールの持ち方とかドリブルのリズムは独特なものを持っている。それがチームにとって武器になると感じさせてくれるプレーを今日もしていた。頼もしい。

 ――中島がいないことでFKやCKのキッカーとしても期待される

 南野 まだキッカーが決まっていないから何とも言えないが、彼の代わりに誰かがそこに入る。誰が入っても質が高い選手が揃っている。

 ――今大会は波乱の試合が続いている

 南野 オーストラリアの敗戦から僕たちは学ばないといけない。サッカーでは格下のチームが格上を食うのはよくある。しかも初戦。絶対に落とせないし、そこから何かを参考にしたい。

 ――若手が先制点を取れば勢いが出る

 南野 そういうところでチームに貢献できるようにとは考えている。