【UAE・アブダビ発】5日(同6日未明)に開幕するアジアカップに臨む日本代表は、2大会ぶり5度目の優勝に向けて現地で初練習を行った。午後5時でも気温30度を超える暑さの中でランニングなどで汗を流したが、DF長友佑都(32=ガラタサライ)はさらなる過酷条件を求めるなど、頼もしい発言を連発した。

 8年前のカタール大会では延長戦となった決勝でも120分間走り抜いて栄冠を手にしたように、長友にとって暑い中での試合は歓迎。それだけに30度程度では物足りないのか「もっと暑くてきつい環境のほうがよかった。相手にとってもいい状況なので」と言い放った。

 昨年10月末に肺気胸を発症しながら、驚異的な回復を見せて12月に復帰した鉄人は、9日の1次リーグF組初戦、トルクメニスタン戦から走りきるつもりだ。4日には合流が遅れていたDF吉田麻也(30=サウサンプトン)、MF中島翔哉(24=ポルティモネンセ)、FW武藤嘉紀(26=ニューカッスル)が練習に加わる予定で、調整が本格化する。5日は練習試合も行う予定となっている。