【森保ジャパン】南野拓実 アジア杯で活躍して名門移籍を目指す

2018年12月27日 16時30分

アジアカップに向けて調整する南野

 日本代表は26日、千葉県内でアジアカップ(来年1月5日開幕、UAE)に向けた合宿をスタートさせた。欧州組で唯一となる初日から参加となったMF南野拓実(23=ザルツブルク)は2大会ぶりの王座奪還に向けてモチベーションを高めている。今大会を通じて自らのステップアップを実現させる野望もあるためだが、同時に“三羽ガラス”へのライバル心もあった。

 南野は欧州組が段階的に合流していく中、合宿初日からDF槙野智章(31=浦和)を除く国内組10人らとともにトレーニングへ参加。アジア杯に向けてスタートした。

 9月の森保ジャパン初陣から5試合で4得点と攻撃の要として欠かせない存在となっており、アジア杯でも同様の活躍を期待される。「攻撃の選手なのでゴールかアシストというところで貢献したいと強く思うし、それ以外でも守備だったり、攻撃の起点になったりでチームを助けることができれば」と主力の自覚をにじませた。

 高い意識の先には、C大阪から移籍して5シーズン目を迎え、ステップアップを果たしたい思いがある。イケメンストライカーは「サッカーなので、そういうことがあり得るし、そういうチャンスがあるのは分かっている。だからこそチームとして優勝して終えられればいい」と野心を隠さない。実際、2011年のアジア杯(カタール)で日本の優勝に大きく貢献したDF長友佑都がイタリア1部チェゼーナから同リーグの名門インテル移籍を勝ち取っている。

 南野も今大会で大活躍し、ビッグクラブ入りを実現させたいが、そこには、もう一つの事情も見え隠れする。南野とともに森保ジャパンの若手“三羽ガラス”を形成する新10番を背負うMF中島翔哉(24=ポルティモネンセ)と2020年東京五輪エース候補のMF堂安律(20=フローニンゲン)の動向だ。

 2人は所属クラブでのパフォーマンスが高く評価され、欧州各メディアで来年1月の移籍話が数多く報じられている。中島にはイングランド・プレミアリーグのウルバーハンプトンやサウサンプトン、レスター入りが浮上。堂安も同マンチェスター・シティーやオランダの名門アヤックスなどビッグクラブへの加入が取り沙汰される一方、南野には目立った移籍報道は出ていない。

 もちろん、報じられていないだけで南野にも移籍話はあるだろう。ただ、同じ“三羽ガラス”として2人ばかりが世界から注目される現状には少なからず嫉妬心もあるはず。日本代表のエースの座を争う中、自らが劣っているかのようなイメージを払拭するためにもアジア杯では2人に負けないパフォーマンスを期しているわけだ。

 自らのゴールで日本をアジア王者に導くとともに、新たな扉をこじ開けることができるか。