武田修宏氏「結果は二の次…話題先行のJリーグに危機感」

2018年12月26日 16時30分

世界的ビッグネームのイニエスタ(右)とフェルナンドトーレスがJリーグ入団

【武田修宏の直言!】アジア王者のJ1鹿島が出場していたクラブW杯もRマドリードの優勝で幕を閉じ、今季のJリーグ勢の活動も終わったね。川崎のJ1連覇、湘南のルヴァンカップ初優勝など印象的なシーンも多かったけど、今後に向けて気になることが見えた一年でもあったな。

 Jリーグの意義を考えたとき、一番大事なのは「日本サッカーを強くすること」。プロである以上は結果を出すことが重要であり、勝てなければ責任を取る。だが、今季を見ていると勝負の本筋から外れて「盛り上げたからOK」といった風潮が見られた。それはクラブもそうだし、芸能人など一部のサポーターにもあったような気がする。

 世界的ビッグネームを連れてくれば話題にはなる。だけど、チームが勝てなければ意味がない。「助っ人」である外国人選手は日本人選手以上に責任が伴う。欧州の大舞台で活躍していた選手なら当たり前のことで、その選手自身もそれはわかっている。

 だが、Jリーグでは結果が出なくても「パスがすごい」「シュートがすごい」という部分ばかりがクローズアップされ、試合の結果は二の次になっていた。だから選手も監督も、そしてクラブも批判されない。それではリーグの発展にはつながらないよ。

 今年は日本代表がロシアW杯で熱戦を繰り広げ、サッカーが再び注目された年だった。その基礎となっているのがJリーグだということを肝に銘じ、来年はサッカーの本質に目を向け、日本サッカーの本当の強さを感じさせてくれるシーズンにしてほしいね。