【森保ジャパン】大迫 ビッグマウス解禁で半端ない覚悟

2018年12月25日 16時30分

帰国後、取材に応じる大迫

“半端ない男”がついに森保ジャパンのリーダーに名乗りを上げた。1月のアジアカップ(UAE)に向けて、欧州でプレーする日本代表勢が24日、続々と帰国。これまでW杯など大舞台でも慎重な言動を貫いていたFW大迫勇也(28=ブレーメン)は、森保ジャパンの初タイトルが懸かる大会へ向けて珍しく強気な発言を連発した。不動のエースがビッグマウスを解禁した裏にある思いとは――。

 今年の大迫はロシアW杯1次リーグの初戦、コロンビア戦で決勝ゴールをマークするなど大活躍し、所属クラブでは移籍も経験。まさに激動の一年だった。

「いろいろあった年。ケルン(からブレーメンへの移籍)もそうだし、W杯もそう。この先のサッカー人生に生きるような経験ができた。こういうものをこれから積み重ねていきたい」と充実した表情。続けて「すごく大きな大会だった。また4年後、あの舞台でもっともっと活躍したいという気持ちが芽生えた。4年後を目指してレベルを上げたい」と2022年カタールW杯でもエースとして日本代表をけん引する覚悟を示した。

 驚くべきは、その次の発言だ。日本が覇権奪回を狙うアジアカップに向けて「日本は(アジアで)常にトップに立たなくちゃいけない。何がなんでも優勝したい。優勝しか見えていない。自信もある。必ずそれは成し遂げたい」と力強くV宣言。他の代表選手と比べて控えめな言動を意識するタイプだった大迫が、突如として強気な発言を繰り返したのはどうしてなのか。

「もちろん責任感もあるし、僕はそのプレッシャーの中でやりがいも感じているので、さらに目に見える結果を出していければ」

 長年代表をけん引してきたMF本田圭佑(32=メルボルン・ビクトリー)やMF長谷部誠(34=Eフランクフルト)が代表引退を表明し、森保一監督(50)の大胆な若返り策もあって、チーム内でも中心選手としての期待が高まっている。現在の主将はDF吉田麻也(30=サウサンプトン)だが、若手の多い攻撃的ポジションでは2大会連続でW杯に出場した大迫の経験が必要とされているのだ。

 もちろん森保監督も「大迫は非常にいい選手だし、なかなか彼に代わる選手はいない」と全幅の信頼を寄せる。11月末に欧州視察へ出向いた際には大迫のもとに足を運んで直接面談した。

「個々の能力をもっと上げることが代表の強化につながるし、それぞれが厳しい環境に身を置くことで、比例して身についてくる。僕も森保さんもそう感じているし、そういう話はした」と大迫は指揮官と今後の代表について語り合ったことも明かした。

 指揮官の熱いゲキに応えて、リーダーの自覚が芽生えた大迫。日本サッカー界の今年の顔となった男は“半端ない覚悟”で名実ともに森保ジャパンをアジアの頂点に導くつもりだ。