日本代表19年スケジュール発表 森保監督の兼任ジレンマ膨張

2018年12月12日 16時30分

笑顔で来年の健闘を誓い合う森保監督(左)とビーチサッカー日本代表のラモス監督

 日本サッカー協会は11日、2019年の日本代表全カテゴリーの年間スケジュールを発表した。

 A代表の森保ジャパンは1月のアジアカップ(UAE)で覇権奪回を目指す戦いからスタートし、6月にはブラジルで開催される南米選手権に招待国として参加する。南米の強豪国との真剣勝負を体感できる貴重な強化の場となるだけに、森保一監督(50)は「本気の南米を相手に、経験値やチーム力を高めて次に向かっていきたい。南米には、我々が学ばなくてはいけないことがまだまだある」とヤル気満々だ。

 関塚隆技術委員長(58)は「しっかりとしたA代表で戦いに出る」と改めて強調したが、アジア杯に出場した選手は南米選手権への拘束力がないためベストメンバーを編成できない。そこで指揮官は「幅広い年代で代表を組むというのは考えられる」と若手の積極登用も示唆。有望株を含め広く人材を求める方針だ。

 一方で、これまで不安視されてきた五輪との兼任監督のジレンマは一層大きくなりそうだ。20年東京五輪に臨むU―22代表は本大会前年で重要な強化期間となる。だが、3月のU―23アジア選手権(ミャンマー)、5~6月のフランス遠征に9、10月の海外遠征(場所未定)、11月の国際親善試合(広島)がA代表の試合と重なっており、森保監督が直接指揮を執れるのは12月の国際親善試合(長崎)のみとなる見込みなのだ。

 実戦指揮の少なさへの不安は解消されないままで、関塚委員長は「20年につなげていく最大限の形を模索しながら続けていきたい」と話すにとどめた。森保監督にとっては試金石の一年となりそうだ。