クラブW杯開幕戦に登場する開催国王者のアルアイン(UAE)は、日本と因縁深いクラブだ。

 元日本代表で、2016年のリオデジャネイロ五輪でもOA枠でプレーしたMF塩谷司(30)がサイドバックとして活躍。17年6月に移籍した際には、広島時代の4倍増となる年俸2億円の破格オファーが話題となった。「衝撃的だった。アジア有数のビッグクラブ。自分が中東の道を開けるかもしれない」と塩谷は語っており、今大会の活躍次第で中東を目指す日本人選手が増えるきっかけとなるかもしれない。

 また、MFカイオ(24)は鹿島で14年にJリーグベストヤングプレーヤー賞を獲得するなど活躍。15年にはJ1で10ゴールをマークするなど高い得点力を見せた。2人の元Jリーガーが国際舞台でどんなプレーを見せるのか注目が集まる。

 さらに、エースFWマルクス・ベリ(32)はスウェーデン代表として今夏のロシアW杯に出場。全5試合でスタメン起用され、8強入りの原動力となった。昨季はUAE1部で得点王に輝いており、今大会でも大暴れが期待できそうだ。