欧州クラブが来年1月に獲得狙う“Next三羽ガラス”

2018年12月05日 16時30分

ルヴァンカップでの活躍で名を売った杉岡

“ネクスト三羽ガラス”がブレーク間近だ。Jリーグは4日、今季の新人王にあたる「ベストヤングプレーヤー賞」の対象選手12人を発表した。東京五輪世代の有望株の名が並ぶなか、特に注目はFW安部裕葵(ひろき、19=鹿島)、DF杉岡大暉(20=湘南)、FW田川亨介(19=鳥栖)の3人だ。いずれも欧州の名門クラブが獲得を狙う逸材で、近い将来のA代表デビューにも期待が集まる。

 森保ジャパンは新体制の発足から4勝1分けと無敗の快進撃を続けている。大胆な世代交代の旗手となったのがMF南野拓実(23=ザルツブルク)、MF中島翔哉(24=ポルティモネンセ)、MF堂安律(20=フローニンゲン)の“三羽ガラス”だ。

 南野は代表戦3試合連続ゴールで次期エース候補に名乗りを上げ、中島はMF香川真司の後を継ぎ10番として日本の攻撃のけん引役に。堂安は七色のシュートとFKを放つ“悪魔の左足”を武器に強烈な個性を発揮している。

 まさに日本代表を背負って立つ3人だが、それでもうかうかしていられない。現代表メンバーを脅かす新たなトリオが赤丸急上昇中だからだ。
「安部、杉岡、田川あたりはかなり急成長しているし、大きく化けるのではないか。欧州のクラブが獲得に本腰を入れているし、この冬に(移籍)話が進む可能性はある」と日本代表クラスの選手を担当する代理人は打ち明ける。

 まずはU―19日本代表で10番を背負う安部だ。並外れた技術とバランス感覚で相手を抜き去るドリブルはすでに世界基準。昨年7月のスペイン1部セビリアとの親善試合で名門の選手たちを“子供扱い”にしたドリブル突破で欧州に名をとどろかせ、今季は鹿島のアジアチャンピオンズリーグ初制覇にも大きく貢献。セビリアをはじめとしたスペインクラブや、香川が所属するドイツの強豪ドルトムントも“ネクストカガワ”としてリストアップするなど、大注目株だ。

 サイドバックの杉岡は無尽蔵のスタミナと精度の高いクロスで“長友2世”の呼び声高く、今季はルヴァンカップで優勝を決めるゴールを奪うなど大活躍。A代表入りへ猛アピールを見せる。

 田川は強靱なフィジカルと攻守に献身的な動きを見せるストライカーで、今夏にはイングランド・プレミアリーグのレスターが獲得を検討。地元メディアは同クラブ所属の元日本代表FW岡崎慎司(32)の後継者と位置付け「速くて強い。大きな期待が寄せられている」と高く評価する。

 3人とも欧州各国のクラブが来年1月の移籍市場で獲得オファーを検討している。A代表への抜てきも間近なフレッシュトリオが、森保ジャパンに新たな競争をもたらしそうだ。