J1川崎は10日、C大阪戦(長居)に1―2で敗れたが、2位・広島も負けたため、リーグ戦2試合を残して2連覇を確定させた。

 黒星での優勝決定だっただけに試合直後、MF中村憲剛(38)は「負けてしまったのでそこは悔しい。まだ気持ちの整理はつかない」と語ったが、落ち着きを取り戻すと「連覇というのは5チームしか成し遂げていない偉業でもあるし、それをJリーグ後発組の川崎が成し遂げられたのはここ数年、この一年の積み重ねのたまものだと思う」としみじみ語った。

 就任2年目で2連覇の偉業を達成した鬼木達監督(44)は「想像しなかった終わり方だけど、優勝は一年の成果。今日は喜びたい」。来季は3連覇を狙うとともに、まだ頂点に立っていないルヴァンカップと天皇杯制覇を目指す。