サッカーのドイツ1部リーグ、ドルトムントのMF香川真司(29)の周辺が慌ただしくなってきた。

 今季の香川はルシアン・ファーブル監督(61)のもとで出場機会が激減。6日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグのアトレチコ・マドリード(スペイン)戦の遠征メンバーからも外れ、実質4部に当たるU―23チームの試合に出場するなど現体制の構想から外れている。そうした状況で迎える冬の移籍市場解禁に向け、イタリアメディア「カルチョメルカート」が香川について「エバートンとウェストハムが興味を持っている」と報道。ドルトムントとの契約は2020年6月末までだが、来年1月に新天地を求める可能性があり、イングランド・プレミアリーグの古豪クラブが候補に挙がっている。

 14年8月までマンチェスター・ユナイテッドでプレーした香川はかねて英国復帰を希望する一方で、CL出場を重要視。今季も上位争いに食い込めていない両クラブは香川側が希望する条件に合致するか微妙だが、今後は他のクラブも含めて獲得に向けた動きが活発化してきそうだ。